癒しの古都・パリ

2005.04.02〜04.05



ヨーロッパへ行くきっかけ

去年はアメリカ・一昨年はタイを旅行した。
あとヨーロッパ・アフリカ・オセアニア・南アメリカの地はまだ踏んでいない。
幸いと言うべきか、6月から新しい仕事が始まる。だから4・5月は長期の旅行に行ける最後のチャンス!
期間は約2ヶ月残っている、というのでどこかに行こうか考える。

元々ヨーロッパに関心があったかというとそうではない。だけどアメリカへ行ったときには、
食事がまずかったので辛かった。
だから食事がおいしいヨーロッパにという想いがきっかけ。

あと友人のMさんが、フランスやイタリアは最高と言ってくれたのもヨーロッパに決めた理由だった。


やっとパリへ

ヨーロッパで最初の宿泊先はユースホステル。でもパリまでの道のりは遠かった。
大阪からシンガポールを経由してパリに到着するまで要した時間は26時間!!(><;)
マイアミに行ったときよりも遠かった。
飛行機でのアナウンスは英語とフランス語。。客もほとんどフランス人。全く日本人のいない空間。
とうとうヨーロッパに行くんだ!不安と期待。

シンガポール経由を選択したのは、

@航空券がオープンチケットなので、ヨーロッパ内で帰りの飛行機を自由に決められること。
 (気ままな1人旅なのでいつ帰りたくなるか分からないし、帰りの日を決めると制約があり、おもしろくない)

Aシンガポール航空は、航空会社の中でも人気ランキング1位であり、サービス・機内の設備が充実していること。
(座席は全てTVモニターがついており、客室乗務員はスリットな民族衣装でサービスも手厚い。日本の映画も2種類。あとはゲームボーイ英語版あり)

Bチケット代約10万円(4月2日現在)でヨーロッパとシンガポールを両方旅行する事が出来る。
(大韓航空・ヨーロッパ系航空会社などは安いがヨーロッパのみ。JALはサービス良いが高い)

Cシンガポール経由で遠回りだが、マイレージが多く獲得できる。
(パリまでの直行便での往復が約12000マイル。シンガポール経由で往復約19000マイル)

そして、やがてパリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着。
空港のターミナルから電車の駅までと、電車の到着駅では、専用のスタッフが待機してくれた。
しかも電車の到着駅では、階段を4人のスタッフでかついでくれた。

あと、パリ東駅に行く途中、車窓から外を眺めていたが、
線路付近の家の壁などには落書きばかり。これがフランスなのか??と、少し幻滅してしまった。

パリ東駅に到着

パリでチリ人ファミリーとの出会い


YHに着いて部屋を案内してくれ、荷物を置いてフロントで凱旋門への行き方を聞く。
そしたら、車椅子ではメトロ(地下鉄)は使えないと言われた。なぜならほとんどの駅にエレベーターは無く、
階段ばかりらしい。
そしてタクシーで行くとけっこう高いという。いきなり大きな壁が・・。

そうしてると1組の夫婦が声を掛けてきた。
「私たちも凱旋門やエッフェル塔に行く予定だ。妻は足を怪我してて車椅子だからタクシーを利用するが
君も一緒に行かないか?」と。
「この人たちと一緒に行けばタクシー代が浮く。」と思い、すぐさまOKの返事!

彼らの名前は
ジャコム・マリサ夫婦50後半のチリ人で、ヨーロッパにバカンスで来ているらしい。
おかげでタクシー代も半分になった。ラッキー!

ジャコム(左)とマリサ(右)と ジャコムファミリーと


そしてエッフェル塔にやがて到着。これがエッフェル塔か。とうとうパリに来たんだ!
遅かったがようやくパリに来た実感が〜
その後、ジャコムとマリサに若い青年を紹介された。彼の名前は
ブルーノジャコムとマリサの息子。
エッフェル塔で待ち合わせをしていたらしい。そして昼食を一緒にしようと公園に。
そこにはジャコムの娘(名前忘れた)とその主人・孫3人がいた。
俺は日本人だし、まったく関係ないのに暖かく迎えてくれた。

パリのシンボル 凱旋門 シャンゼリゼ通り


エッフェル塔の後は、凱旋門・ノートルダム大聖堂と散策をする。シャンゼリゼ大通を東に向かう。
途中、セーヌ川沿いを歩きながら談話に夢中。だけど彼らの母国語はスペイン語。
でもさすが旅行に慣れているせいか、英語が堪能だった。
孫で長女の子(名前忘れた)は小学生だが、俺よりは全然英語がうまい!!
おかげで会話もはずんでいた。

ブルーノは日本の映画が大好きで、宮崎駿や黒澤明などの話で盛り上がった。
この後、ローマやストラスブールで会った人にも言われたが
黒澤はやっぱり”世界の黒澤”というのは本当だった。すごい人だ。

旅行には素晴らしい出会いが待っている。だからやめられない。
いきなりのヨーロッパで楽しい一日を過ごすことができた

セーヌ川向こう岸から見るエッフェル塔

YHからルーブルまでの散策


昨日は随分と歩いた気がする。
だけど、もっともっとパリの雰囲気を味わいたい。

今日はジャコム一家と別行動。1人でパリの街を散策する。
まず、YHの近くの市場(マルシェ)に。
今日は日曜日だから、パリの街のその辺にはマルシェがあるだろう。
なるべく現地の生活観も見てみたい。

YH近くのマルシェ


マルシェには食料品・骨董品・生活雑貨などいっぱい。
日本の市場っていうのとは少し違う気がする。パリ”と言う名前にごまかされているのか?

そしてその後は、セーヌ川沿いに車椅子を走らす。
パリの町並みにうっとり♪何か癒される!

セーヌ川を走行する観光船


YHを出発して4時間。そうとう歩いた気がする。
恐らく10kmはあるだろう。日本でもこんなに歩いたことはないぞ・・。
やっぱり見るものが素晴らしいと、しんどさも麻痺するのか?
と思っているうちに、ルーブル美術館に到着!!

そして運のいいことに、月の第一週の日曜日はルーブル美術館は無料開放日!!
やった!!こんなところがタダで見れるなんて!!

ルーブル美術館の外観 ルーブル美術館の内部の天井@ ルーブル美術館の内部の天井A


ルーブルには学校の授業で教えてもらった絵がずらり!
学校の授業はまともに聞いてない俺が、今ルーブルに来て絵を真剣に見てるなんて何か不思議な気分・・。

モナリザの絵もあった。
だけど、モナリザは写真撮影禁止!おまけに絵の回りは鎖で近寄れないし、警備員が二人たっていた。
ルパン三世だったら、こんなの簡単に盗むだろうなぁ。

ちょっとショックなことも。
素晴らしいルーブル美術館。しかし美術館の外(敷地内)はタバコの吸殻がいっぱい!!
これは日本で言うと、皇居・上野公園・金閣寺みたいなところ。
当然灰皿が無いとダメだし、そんなところで吸殻をすてるなんて信じられなかった。。


パリの街並


パリの街は、大都市と大観光地ということもあり非常に人が多い。
だけど、なぜか静か。
セーヌ川を走る船の汽笛の音まで良く聞こえる。車もクラクションを鳴らさない。
これぞ芸術の街という感じがした。

しかし、先程も記述したように、街にはゴミが多いし、タバコの吸殻も多い。
なぜか道には水があふれているので手が汚れるし、犬の糞も多い。
そして石畳の道が多いので、車椅子では日本よりも動きにくい気がする。
だけどパリには、そのダーティーな面を消してしまうくらい街並みが素晴らしい!!

セーヌ川沿いの絵画店

パリ・リヨン駅周辺でのホテル探し


車椅子でも利用できるホテルをパリで探すのは大変!!
なぜならば、パリの建物は古く、バリアフリーの設備になっていない所が多い。

でもどうしてホテルを探さなくてはならなかったのか。
それはパリ滞在の3日目の泊まる所が無かったから。
YHに3日目は?と聞くと満室と言われたので・・。

4日目に行動する拠点はリヨン駅。ここからTGVに乗ってミラノまで行くので、
当然駅から近いほうが、重い荷物を持っても行動しやすいから。

さっそくほてる探しを開始することに。
幸運なことに4月のヨーロッパは9時頃まで日が暮れない。だから
夕方6時からホテル探しを始めた。
だけど、バリアフリーのホテルは大手の高級ホテル以外は皆無。
大手の立派なホテルは100ユーロ以上もするので無理。
エコノミーホテルを捜し歩いた。でも多くのホテルは入り口に口に段差があり、車椅子では
入りづらい。だけど段差は手伝ってもらえれば何とかなる。問題は1階の部屋があるか。
2階より上の部屋でもエレベーターはあるかということ。
そして探しまくって15件。とうとう無かった。そして日が暮れてしまった。

エレベーターがあるホテルは多かった。しかしエレベーターの入り口の幅が狭く車椅子で入れなかったり、
入れたとしてもエレベーター出口に階段があったり、両方が可能でも予約がいっぱいだったり・・。
だけど、日本とは対応が違うように思えた。
日本のホテルだと、

『うちのホテルは入り口に階段があるから車椅子では無理だ』
とか
『エレベーターが狭いから無理だ』
などと使用できるかどうか試す前に断られることが多い。しかしパリではまず使用できるかどうか貯めさせてくれる。そして
もしエレベーターなどが狭くて使いにくくても、一緒にどうすればいいかを考えてくれた。
やはりそういう対応に慣れているのだろうか。その柔軟な対応はうれしかった。

一瞬、駅での野宿か、YHのロビーで寝ることも考えた。
しかし運が良かったか、YHで宿泊のキャンセルができ、その日も泊まることができた。
良かった良かったと胸を撫で下ろした。。。。