歓喜とハプニングのミラノ

2005.04.05〜04.07



フランス新幹線TGVに乗車

俺は幼い時から旅行好き、電車好きで
よく自宅から1km以上離れたところに行って電車を眺めていた。
だから日本の電車以外にも、ヨーロッパの電車には興味を持っていた。
特にフランス最高の新幹線こと
TGV憧れていた。

TGVの車両

日本で事前にユーレイルパスのチケットを購入して、
TGVに乗るためにホームへ行く。
しかし電車の乗車口を見ると階段が。。 電車に乗るためにヘルプを頼みに窓口へ向かう。
『すみませーん。電車に乗りたいんですけど、手伝ってもらえますか?』
しかし、返事をしてくれない。。
他の駅員に頼んでもわからないフランス語でごまかすだけ・・
仕方無いので、乗車口まで行って周りの客にお願いして電車まで抱えてもらうことに成功!
これで無事乗ることができた〜
推測すると、たぶん駅員はそれを手伝うことは私たちの仕事じゃない。
乗りたけりゃ、自分で誰かを頼んで乗ればいい ということだろう。
日本を考えてみると、ヘルプは駅員に頼まなくてもやってくれるような気がする。
そして周りの人にヘルプを頼もうとしない。。
この辺にバリアフリーに対する考えの違いがあるのかもしれない。


パリ〜ミラノの車窓からの景色

パリからミラノに向かった8時間。
きれいな景色にうっとりとしていた。
TGVの窓から見える高い山々・併走する高速道路・透き通るような川。。。

車窓の景色@ 車窓の景色A

ミラノでまさかの”ひったくり”

パリからミラノに到着したのは8時間後の16時。まだ明るいのでホテル探しも楽だろう。
今回は苦労せず泊まるホテルをゲットできた。しかも駅前。立地環境は抜群だ。
さあホテルも決まったことだし、ミラノの駅周辺を散歩しようと。ついでにメシも喰おうと。
そしてメシを食べて辺りをうろついていた。
そしてミラノ駅が見えてきて、もうすぐホテルに到着というときに事件がおきた!!

ミラノ中央駅


何か車椅子に振動が・・・。
んn・・地震か・・何かぶつかったのか・・・??
と思い、ふと振り向くと・・・・・ ・・・・・ ・・・・・

ドロボウが!!!!!!!!!!!!!!!

なんと俺の車椅子の後ろに背負っていたバッグをもっているじゃないか!!!!
それも車椅子とつないでいたチェーンを引きちぎって・・・・・・
ほんと一瞬何が起こったのかわからなかったが・・。

『待てーーーー!!!こらーーーーーー!!』

ついつい日本語でキレてしまったが、
追いかけても既におそし・・。

そしてその声を聞いてか、心配していろんな人が集まってきてくれた。
幸いリュックの中には、手帳・車椅子パンク修理セット・常備薬などしかはいってなかったが。
イタリアはスリが多いとは聞いていたが、まさかひったくりにあうなんて。
それも駅の近くで。
おかげでそれ以降、かなり用心するようになった。

おもしろいのがそのあと。
2日後にミラノからローマに行くために列車の予約を駅でしていた。
その時に英語がほとんど通じなかったので、たまたま通りがかった日本人のオネーサンに
予約についていろいろと変わりに聞いてもらった。もちろんイタリア語で。
そして親切に列車の乗降口までついてきてくれた。

そ、その時!!
すれ違いざまに、俺のリュックを持った男が・・・・ ・・・・ ・・・・
あっ、こいつや!!!!! それも未だに俺のリュックをもって!!!

かなり怒りがこみ上げてきた!!!!!
しかし、リュックの中身はたいしたものは入っていない。
それにおねーさんにすごく親切にしてもらった上に、列車の出発時刻ももうすぐだ。
リュックと列車の大切さを天秤にかけると、列車のほうだった。
だからリュックはあきらめた。

でも、二度と戻らないと思ったリュックが、2日後に見つかるなんて・・
何だか不思議な気分だ。


ミラノを観光@

昨日はひたっくりで散々・・・・
せっかくのファッションの街ミラノの想い出も台無し・・・
さあ、気を取り直してミラノの町を観光するぞ!

ミラノのドゥーモ アーケードの入口

ホテルから歩いて40分・・・。
やっとドゥーモに到着・・・。
慣れない1人旅と昨日の引ったくりで疲れもピークにきていた。
途中、歩くのを辛そうにしていると、ミラノの現地の人が駆け寄ってきて
『どこへ行くんですか?』って聞かれ、『ドゥーモです』と答えると
『ドゥーモはここからは遠い。だから地下鉄を使えばどうですか?』
でも、地下鉄は階段を下りなければならないし、エレベーターも無いし・・・
1人の男の人が、
『あなたを地下まで担ぎますよ!』というではないか!
それと同時に数人駆け寄ってきた。
ええー?? 日本ではエレベーター無しで地下へ下りることなんか無理だから
初めっからあきらめてたのに
それを担いで下ろしてくれるなんて!!!
さすがにうれしかった!
しかし、重い俺を担ぐのも大変だし、結構地下まで距離もあり安全面に不安があったので
丁重に断った。
だけど、こんな感じで日本でも手伝ってくれれば、もっと行けることのできる場所が増える
んだろうなぁと、つくつぐ”心の優しさを”感じた。

それとドゥーモは只今改修中なので、写真は斜めからになりました。


ミラノを観光A

ドゥーモのあとは
ミラノの有名なアーケード(名前忘れた)を散策。
ルイヴィトンの本店に入り、商品をチェックする。
何か新作はないかなぁ・・・。
その後、アルマーニの店にも行くが、
貧乏旅行なことと、まだまだこの先旅の日程があるので、買い物をしては荷物が多くて大変
なので我慢我慢。。。

しかし、このアーケード内では
マクドナルドもおしゃれだね。
記念に写真を撮っちゃった。。

ミラノの有名なアーケード マクドナルドもミラノ調


サッカー チャンピオンズリーグ ACミランVSインテル

ミラノと言えば、ブランド物かサッカー。
サッカーといえば、やはりミラノダービー!
”ACミラン-インテル”
ホテルに到着した時に、フロントに『ACミランVSインテルのチケット販売しています』と英語で標記されていた。
えっ、明日ってサッカーあったっけ??確か、セリエAの試合は土日のみでなかったっけ??
サッカーは割りと好きだけど、試合の予定はあまり知らなかった。
日本で出発前に行こうと思ってたのは着いて、ローマでのローマVSレッジーナ戦。
そう、この試合はヨーロッパチャンピオンズリーグのことだったのだ。
そりゃセリエAのホームページにも載っていないわけだ。
ホテルのチケットでの値段は250、150、100ユーロ。
値段は高いがこの試合のチケットは手に入らないだろうと思ったので100ユーロのチケットを購入することに。

記念のチケット サンシーロのスコアボード

そしてサンシーロスタジアムに到着。

しかし、ここから問題発生!!
障害者専用の入り口のゲートがある。50番ゲートだ。
しかし、ここから入るには、ACミランのチーム?か会社に事前にFAXで予約し、
その予約完了の証明のFAXを持っていないといけないというのだ。
もちろん、俺はそんなことは知らない。
だけど、俺はチケットを買っている。だからセキュリティーに聞いた。
『私はチケットを買っている。これは本物だ。なのになぜ入ることはできないのか??』
答えは『無理だ!!』という回答。
これはおかしい!!なぜ一般の人がチケットを購入して入ることができるのに、俺は入れないのか??
そしてもう1回聞いた。
『じゃあ、他のゲートからは入場できるのか??』
だけど無視される。
だんだん腹が立ってきた!!!!!

少し時間が経ち、親切なおじさんが『違うゲートから試みようって!!』
と車椅子を押してくれた。何とか違うゲートから入場することができホッとする。
おじさんありがとう!!

※ここでサンシーロのチケットや入場に関してひとこと。
 サンシーロスタジアム(ミラン主催試合)では障害者は入場無料。そして介助者は1名無料。
 外国人も適用される。
 ACミラン日本語サイト
http://www.acmilan.com/InfoPage.aspx?id=429
 
障害者専用の50番ゲートには、こすいガキがいっぱい。なぜならば、
障害者と一緒に入場すると
介助者としてタダで見れるので、それを狙って待っている。


いよいよ試合開始。
スターティングメンバー

ACミラン インテル
ジダ トルド
カフー コルドバ
マルディーニ サネッティ
シェフチェンコ ザネッティ
ガットゥーゾ クルス
クレスポ ミハイロビッチ
ネスタ ベロン
セードルフ ファバッリ
ピルロ カンビアッソ
カカ スタンコビッチ
スタム マルティンス
交代 交代
カラーゼ カラグニス
アンブロジーニ ファン・デル・メイデ
コスタクルタ


結局この試合はスタムとシェフチェンコのシュートで2-0でミランが第1戦を勝利。
途中、インテルサポーターが発炎筒を炊いたり、サポーター同士が喧嘩になったりと会場は大興奮。
阪神-巨人戦とはまた違った熱い戦い!!

車椅子席はゴールの裏かコーナーキックのすぐ後ろ。
選手を見るにはいい場所だが、試合全体をみるには少し見づらい。
だけど、目の前に2004年ヨーロッパ最優秀選手のシェフチェンコ。
2002年W杯優勝チームキャプテンのカフー。
レオナルドの再来ブラジルの司令塔カカーらが。

こんな選手たちが見れて、100ユーロのチケットも安く感じた。

インテルのファンが発炎筒を


しかし帰りは混雑するため、早く会場を後にするが、
なぜか日本のようにタクシーが待っていない。
自分であらかじめ呼んでいなければならないらしい。
だからタクシーのあるところまで行かなければ・・・・。

・・・ ・・・ ・・・・
すでに夜10時を過ぎている。
サンシーロから離れると随分くらい・・。
そして昨日のひったっくりを思い出す。もし暗いところで犯罪に巻き込まれたら・・
と考えながら、4キロは走ったか・・。
やっと流しのタクシーを発見!!
良かった!!これでホテルに帰ることができる〜
この日はぐったりと疲れて、部屋に着くとすぐに寝てしまった。

サンシーロで ブラジル代表のカカー選手